慰謝料とは
生命、身体、名誉、貞操などが不法に侵害されたことに対する賠償が慰謝料
「慰謝料」とは何なのでしょうか? 簡単にいうと、何かひどいことをされた場合、ただ口頭や書面で謝ってもらうだけでなく、金銭によって償ってもらおうというもの。「気持ちの問題をお金に換算するのはなじまない」という見方もありますが、いくら「誠意だ、真心だ」といっても、相手にその気がなければ、本心からの謝罪は引き出せません。経済的な負担を課すことで、本心からの謝罪を引き出し、負った心の傷を癒やそうというのが、慰謝料の考え方なのです。
「ひどいこと」といっても、いろいろあります。より厳密に言えば、生命、身体、自由、名誉、貞操などが、不法に侵害されることです。つまり、命の危険にさらされた、身体を拘束された、身体に危害を加えられた、監禁された、愛し信じていた相手に裏切られた……、などのこと。慰謝料はどんな場合にも認められるのでなく、生命、身体、自由、名誉、貞操などに関する侵害の場合にのみ認められます。
慰謝料より広い概念に、「損害賠償」があります。損害賠償は、物的な財産に対して、物質的、財産的な侵害を受けた際、その損害を金銭で償ってもらおうというのも。物質的、財産的な侵害ですから、その損害を金銭に換算しやすいという特徴があります。
対して「慰謝料」は、損害賠償ほど計算が簡単ではありません。精神に対する侵害は、計量しづらいからです。たとえば「信じていた配偶者に裏切られた」という苦痛も、「大したことはない」と受け止める人もいれば、「とても傷ついた」とショックを感じる人もいます。受け取り方は人それぞれ、ということです。
そこで、慰謝料の額は、被害が生じた状況、原因、相手の財産状況、類似の事件の過去の判例などをベースに、総合的に計算されます。したがって、だいたいの相場があるのも事実です。そのあたりの“相場観”は、一般の人には分かりづらいもの。
行政書士に相談すれば、慰謝料の相場観を教えてもらうこともできます。


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